レンズを通して町や活動を記録。町を元気にすることで、自身も元気に!

 毎日毎日、何か予定が入っている、という日々を送っている佐賀市の永原光彦さん。接する相手によって、その役割は違います。ある日は、佐賀城公園お堀のハス再生実行委員会の総括事務局長、ある時は恵比須DEまちづくりネットワーク副代表、佐賀きゃら柿の会会長…と、永原さんの名刺の裏には、ぎっしりと活動されているグループが記載されています。どれだけパワフルで元気な方なのか!と想像を膨らませていると…。
「いやいや、色々と役職についていますけど、なんでも自分だけでやっているのではありませんから」と控えめに仰います。永原さんは、佐賀の地域おこしやまちづくり、佐賀の環境保全に関することに携わるうちに、役割が増えていきました。そしてそれぞれの役で活動している足跡は、永原さんがマイカメラに収めてこられています。

 「神埼高校の頃は、美術の先生になりたくて、美術系を志望していました。三養基高校にデッサンを習いに行ったりしましたが、夢、叶わずでした。金融機関に就職して、美術とは無縁の生活の中で、カメラと出合いました。そこで最初に買ったカメラはニコマート(ニコンの前身機種)で、当時で2万5千円くらいしましたよ」。
 
 美術が好きな永原さんの表現は、写真になりました。永原さんは、どこへ行くにもカメラを持って行きます。レンズを通して、活動を記録することにも一役買っています。

 「恵比須DEまちづくりネットワーク」での活動は、ハッピと烏帽子姿がトレードマークです。佐賀市は、日本一恵比須像が鎮座している「恵比須さんの数日本一」の町。永原さんは、メンバーの一員として恵比須さんを町おこしに活かして、ガイドや地元小学校での歴史講座など、幅広く活動しています。

 佐賀市の春の風物詩となった「佐賀城下ひなまつり」では、開催前に会場となる校区の小学生に、恵比須さんや街の歴史を教えてガイド講座を開催しています。こうして生まれた子恵比須ガイドは、ひなまつり期間中には大活躍してくれるそうです。シニア層と子ども達が楽しんで交流できるこのような環境が、町や人を元気にしていくのですね。

■循誘小学校での講座
■恵比須DE街づくりネットワークで開催された講座
■わかりやすい説明に聞き入る観光客のみなさん
■御衣黄桜の植樹

 
 町を元気にする活動は、これだけではありません。平成18年、お堀端のハス消滅が確認されてから、いつも見に行くお堀端のハスを昔のようによみがえらせたいと、まずは原因究明から行なったところ、ミシシッピアカミミガメがハスを食べていたことが分かりました。平成20年にハス再生プロジェクトが設立され、ハスの植え付け、カメの捕獲など、再生に向けてメンバーと共に活動を続けてきたところ、嬉しいことに、平成22年8月、1本のハスの花が咲きました。今では、夏になると、大きい葉っぱを茂らせてその隙間から美しい花を咲かせる南堀端に生まれ変わり、散策やウォーキング、遠足などを楽しむ人が訪れる名物スポットになりました。これまでの佐賀城お堀端の写真には、ハスが再び咲くまでの道のりが克明に記されています。

■夏場の佐賀城お堀端。見事なハスの風景にうっとり
■小舟に乗りお堀の調査
■めずらしいお堀の清掃風景
■赤松小学校でのハスの授業

 
 大好きな写真を通じて、人との出会いも広がったという永原さん。「これからも、佐賀の町や人を、撮り続けていきたいです。何か、お困りごとがあったら、自分のできる範囲でサポートしたいと思っていますよ。そのためには、健康でないといけませんね」。
 


永原光彦さん
Profile
国民金融公庫(現在の日本政策金融公庫)に30年以上勤務した後、佐賀市に居住。その後北方町の商工会事務局長、武雄市観光・農林商工課アドバイザーとして従事。金融機関勤務経験や、町おこし企画の経験、ノウハウを生かして佐賀でのまちづくり、環境保全に関する活動を行っている。

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