Essay7 水辺の少年に帰ろう – どうだ、大物だぞ。

■事情が飲み込めていないようなフナの表情。ちょっと哀れな気もします。

大きな獲物を捕まえたアオサギです。
ある五月の午後、蓮の新しい葉が栄えだした佐賀城公園南堀で大物狩りの瞬間に出会いました。
 獲物が近づいてくるのを杭の上で待つアオサギ。チャンスと見るや、おもいきり首を伸ばして鋭いくちばしを槍のように突き出しました。勢いあまって蓮の茂る水中へ体ごと落ち込んでいきます。葉陰でよくは見えなかったのですが、しばらく乱闘しているようでした。やがて杭の上に戻った時にはくちばしに大きな魚が刺さっています。獲物にはヒゲが見当たらないので大物のフナのようです。今回はその時の写真をたっぷりとご覧ください。私が目撃した、アオサギが平らげてしまうまでの一連の流れだけを簡単に紹介します。

⑴獲物を突き刺したまま陸地へと飛んで移動。
⑵獲物を地上に振り落として弱らせ,急所を一突きして絶命させる。
⑶飲み込みやすいように頭からくわえ,大きく口を開けて嚥下していく。
⑷ときおり首を伸ばしたりひねったりして飲み込むが、大物なので時間がかかる。
⑸ようやくのどへ落とし込むと、岸から水を何度か飲み込む。
⑹首を長くして留飲を下げるように,獲物が胃へと落ち込むのを待つ。
⑺獲物が胃に落ち着くと、どこかへ飛び去って行く。飛び去る姿は、いかにも体が重いようでしばらく低空飛行でした。


[文・写真]
川古川水童 (かわごがわすいどう)
*写真は全て2015年5月25日佐賀市佐賀城公園南堀で撮影。

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